ヘルパー研修会テーマ「移乗・移動と歩行介助について」

訪問介護事業所であれば、だいたいどの事業所でも、毎月行われているヘルパー研修会登録ヘルパーさんには参加して頂くことになっているのですが一応お仕事優先ということになっているので、欠席もやむを得ないです。そうするとなかなか出席率が上がりません。

「移乗・移動」と「歩行介助」

今回のテーマは「移乗・移動」と「歩行介助」です。

どの事業所でも頭を悩ませているのが出席率の低下でしょう。理由は簡単「出なくてもいい」と思ってるからです。出席したからと言って賃金が上がるわけじゃないし、欠席したからと言ってペナルティーを受ける訳でもない。

ただ、こういった研修は自己研鑽になります。普段、孤独に襲われる介護の現場で、大変さを共有できる仲間との関わりは貴重です。新しい知識をインプットすることは自分の財産になりますし、研修の為に用意された資料にはサ責のどんな思いが込められているのかを見て頂きたいのです。ひとつの項目から話しが広がり、日常のサービスの問題が解決される事もあります。

 

立ち上がりの介助のコツ

今回のテーマである移乗について、特に立ち上がりの介助方法について学びました。椅子やベッドに座っている要介護者を立たせる場合、自立支援の観点からできるだけ自分の力で立ってもらう訳ですが、手を引き上げる際、こちらは立っている状態ですから手を斜め上方向に持ち上げてしまいがちです。

 

この方法でも誘導して立ち上がることはできますが、お互いに余計な力がかかってしまいます。介護者には持ち上げようとする力、要介護者には腕を上に引っ張られる力。

  

ボディメカニクスをしっかりたたき込む

そこで、人が自分で立ち上がる際の動きを思い出してみましょう。ボディメカニクスでも学習しましたが、人は立ち上がる際に支持基底面積を小さくして、重心を前に持って行きます。

この時、頭はそのまま上に行くのではなく、一旦前かがみになっています。この動きをよく頭に入れて介助すると、繋いだ手は斜め下方向に誘導してあげると、重心移動がスムーズになり、立ち上がりやすくなります。

 

図解された資料を元に、全員で実際にやってみました。すると「うわぁー!本当だ!」と感嘆の声が上がりました。持ち上げようとする力は全く必要ないのです。人間にはパーソナルスペースがあり、誰だって無意味に他人とくっつきたくはありません。介助される事に慣れた方でも本当はそうなのです。

 

介護力に自信のない人がやってしまいがちな、とりあえず抱えるトランス介助を少し見直して、お互いにとって楽な介助方法を身につけてみませんか?

 

 

まとめ

大袈裟なことをしている訳ではありませんが、こう言った普段の介護で役に立つような、ちょっと工夫された介護技術研修にぜひ参加してみて下さい。

 

参加できない理由は様々

人が集まらないと参加しにくい?

知らない人ばかりで入りにくい?

そんなことはありません。訪問介護は、ヘルパーが個々で移動し、ほぼ一対一で対応している為、同じ利用者に入っていたとしても面識が無いことがほとんど。毎回、自己紹介が必要なくらいです。それに研修会なので、ちゃんとその時間は学習してもらっています。仲良しになる必要はないんですよ。

 

介護技術研修以外もやってます!

もちろん技術研修以外にも、介護保険制度の事や感染症、認知症への対応などの座学もやっています。資格を取得して終わりではもったいない!

 

ぜひこの様な研修を受けてスキルアップをして行きましょう。
ヘルパーの質をあげ、待遇をあげるのはあなたです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

介護のお仕事しながら、受験生をもつ母親として日々奮闘してます。毎日の生活の中で発見したことを独自の目線で伝えて行きたいと思います。趣味はアンチエイジング、癒しはやっぱり愛猫です。